神保町花月『フィラデルフィア』

土曜日の19時からの会。




最後20分に騙されている。前半のあーこりゃあんまり好きじゃないタイプの公演だわぁ…っていう感情を忘れてしまった。
ただ後味悪すぎ。
犬Gの後味の悪さに似てるけど、犬Gは最初からサスペンス調だったから最後があれでも想定の範囲内だった。
やっぱり友情大事☆ってなるとしか思ってなかったからなぁ。
ろっしーが部員を買収するらへんからのスピード感と舞台の綺麗さは好きですが、話が少し極端すぎるかなぁ。くーちゃんはまだ分かるけどなんでさっくんが撃たれるのかがあんまり納得行かなかった。
あとコーンポタージュはホントだったんだろうけど、コーンポタージュを入力してないのがあんまり伝わってこなかったなぁ。別に入力してもいいじゃん。(さっくんに裏切って欲しいっていう部員の願望からなんだろうけど、あんまり感情が見えなかった…)
未来からさっくんがやっくるところから最後のすくいのなさはゾクゾクしました。無声のさっくんと緑のコイル。白い服の二人。岡田さんは可愛いなぁ。
終わってから友人とおしゃべりしながら設楽が一人で子供を育てたことを想像してそっちの話の方が残酷だと思った。なんて言って子供を育てたら過去に復習する子供が生まれる?(子供じゃないのかな、とも思うけど。違う時間の流れのなかで助かった一成、とか。)
総合的に、もう一回みたいかと言われたらタダなら行くって感じかなぁ。前半部分がなぁ。なんかゴチャゴチャしてて、どこに向かうのか分かんなかった。
基本的にわちゃわちゃして話が進まない感じは嫌いです。



そして客に恵まれなかった。
ろっしーが出るシーンは全部シリアスシーンだったのに隣の人がろっしーの全部のシーンで笑ってた。ろっしー好きなのは分かったから、ニヤニヤで抑えとけよ。